「25歳以降の命=時間=通貨」という設定から見つめる人生のすべて

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映画を観て初めてスリルを感じました。早まる心臓の鼓動に鳥肌。こんな体験は初めてです。ジャスティン・ティンバーレイク主演のSFスリラー『タイム』(原題:TIME)を観たのですが、この映画の中では、25歳以降の人生に残された時間が、そのままお金として扱われます。「25歳以降の命=時間=通貨」という設定です。

【予告編動画】(シネマトゥデイ公式YouTubeチャンネル)

25歳以降の命=「時間」という名の通貨

この映画では、人間は25歳までは普通に年を重ねますが、それ以降は、残された人生の時間がそのまま通貨となります。そのため、町で買い物をするときはお金の単位が「~円」や「~ドル」ではなく、「3か月」や「2年」などになるのです。

例えば、この映画の中では、バスに乗るときの値段は「2時間」です。まさに、この映画の中では「命を削りながら」日々の生活を送るのです。そしてこの「25歳以降の命=時間=通貨」という設定こそが、ストーリーについて様々な解釈を可能にしています。

こんな書き方していますが、映画自体はぜんぜん堅苦しいものではありませぬ!

予告編での衝撃

そもそもこの映画を観ようと思ったのは、YouTubeの予告編でのあるシーンに衝撃を受けたからです。そのシーンでは、主人公のウィル(ジャスティン・ティンバーレイク)と母親役のレイチェル(オリヴィア・ワイルド)が再会して抱き合った瞬間、レイチェルの腕に刻まれた時間が0秒になり、息絶えてしまいます。

予告編では、2人がこのように全力でお互いの方に走りながら再会しようとする理由については触れていませんが、僕は、このような描写のときはレイチェルは助かると思い込んでいたので、レイチェルが息絶えたときはとても衝撃を受けました。

そしてその瞬間、本編を観たくなったのです。

ストーリーはいろんな解釈が可能

「25歳以降の命=時間=通貨」という設定があることで、このストーリーには現代社会に通じる様々な示唆を見出すことができます。というか、僕たちの住む社会そのものを大変うまく描写しているように思います。

映画の中では、例えばこんなシーンがあります。

  • 給料が「時間」として支払われる

→「働くとは」や「仕事」、「ワークライフバランス」といったトピックに通じる

  • バスの運転手が運賃(=時間)を値上げ

→どうして商品の値段は上がるのか、なにがそうさせているのかを考えるヒントになる

  • 富裕層は、自分たちで世界の大部分の富(=時間=命)を独占して永遠の命を手に入れようとし、その社会システムを維持しようとする

→「貧富の差」や「格差」などのトピックに通じる
→人生や愛情、友情は、命に限りがあることでより一層尊いものになる、など考えさせられる

スリルが欲しい!そんなときに観たい映画

この映画はSFスリラーであると同時に、脚本・監督のアンドリュー・ニコルによる現代社会への問いかけでもあるように思います。一見ただのスリラーですが、観る人によっていろんな解釈ができて楽しい映画です。

僕は、夜ご飯を食べた後の眠い時間にこの映画を観ましたが、ストーリーが展開するにつれて、完全に目が覚めてしまいました。笑

というのも、ウィルや登場人物たちが持つ時間が0秒に近づくシーンがいくつもあるのですが、これがとても切迫感があり、そんなシーンを見るたびに心臓がバクバクしていたためです。

「遊園地でジェットコースターに乗ってはしゃぎたい!でも家出るのだるい!!」なんてときは、家で手軽にスリルを味わうのもありでしょうね。『タイム』はそんなときにおすすめです。

TIME/タイム (字幕版)

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ようすけ

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