【語り尽くせない魅力】ウディ・アレンで堪能する7年ぶりのフランス

スタンス
スポンサーリンク

『ミッド・ナイト・イン・パリ』は僕が初めて観たウディ・アレンの映画です。今から7年前、インドのバンガロールに向かう飛行機の中でした。

予告編動画

映画『ミッドナイト・イン・パリ』予告編
シネマトゥデイ公式YouTubeチャンネルより

7年前にまだ学生だった頃は、パリの雰囲気と風変りな主人公のギル(オーウェン・ウィルソン)をただ楽しんでいただけですが、今観てみると、ウディ・アレンの人生哲学、ユーモア、ポエムや絵画などの芸術、ムーディーなクラシック・ジャズなど、数々の要素が味わい深いです。そして、そのどれかに改めて触れるたびにこの映画の世界に浸ってしまい、心躍り、興奮で鳥肌が立ちます。

後から知ったのですが、この映画、アカデミー賞やゴールデングローブ賞などを受賞していたんですね。

ちなみに、舞台はフランスのパリですが、音声はフランス語ではなく英語です(日本語吹き替え版や英語字幕版もあります)。

時代交差が織りなす映画の世界

2010年、主人公のギルはフィアンセのイネズ(レイチェル・マクアダムス)と彼女の両親とパリに観光にやってきます。ギルは優秀な脚本家ですが、小説家への転身を志すもなかなかうまくはいきません。また、ギルは少々社会性に問題があり、よく一人で行動します。

そんな中、真夜中に滞在中のホテルに帰る途中、ギルはパリの街に迷い込んでしまいます。そして、たまたま通りがかった車の中からは、酒に酔ったフランス人たちが楽しそうにギルを誘います。それは、なんと1920年代のパリへの入口だったのです。

哲学と芸術の世界へようこそ

1920年代のパリで、ギルは次々に歴史上の偉人たちに出会います。その中には、スコット・フィッツジェラルド、アーネスト・ヘミングウェイ、パブロ・ピカソ、サルバドール・ダリなどがいて、そうそうたる顔ぶれです。

しかも、どの俳優さんも本物にとても似ているんですよ!そんな偉人たちとギルとの会話には、哲学やポエム、ウィットなどフランス的な要素がふんだんに盛り込まれています。もちろん、ユーモアも。

「過去への憧れ」の正体

2010年からタイムスリップしてきた1920年代のパリで、ギルはピカソと親しいアドリアナ(マリオン・コティヤール)という女性に一目惚れしてしまいます。そんな2人は、ある夜、馬車に乗り、1890年代にタイムスリップします。ギルはまたタイムスリップするんですね。

1890年代のフランスはベル・エポックと呼ばれ、パリが繁栄を極めた「良き時代」という意味を持っています。アドリアナは、ベル・エポックこそが自分の理想とする時代だと言います。

ギルはそれまで2010年の生活に嫌気が差し、1920年代に強い憧れを持っていました。しかしアドリアナの言葉を聞いた瞬間、彼女のようにギル自身も持つ「過去への憧れ」という感情の正体に気づき、ギルはこんな言葉を口にします。

「きっとこのベル・エポックでさえ、画家はルネンサンスに憧れを持ち、16世紀に生きたミケランジェロと一緒に絵を描きたいなんて言うだろうさ。でもそんなミケランジェロ自身は、13世紀の偉人たちに憧れているかもしれないんだよ」

ウディ・アレンからのメッセージ(個人の感想)

僕は、ウディ・アレンは映画を通して「今に感謝して生きよう」というメッセージを伝えたいのだと思います。1920年代やベル・エポックのパリを舞台にした、バイオリンの音色が心地いいクラシック・ジャズ、ウィットの効いた会話、哲学と芸術が織りなす世界。また浸りたいと思います。

ミッドナイト・イン・パリ(字幕版)

スタンス
スポンサーリンク
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします。
ようすけ

アメリカ生活と外資系企業での経験をもとにサイトを運営しています。英語のお供としてご活用ください。

なるほどEnglishをフォローする
なるほどEnglishをフォローする
なるほどEnglish

コメント

タイトルとURLをコピーしました